- 2021年2月5日
- 日常
旧日光市庁舎について
旧日光市庁舎は「国登録有形文化財」であり、「近代化産業遺産」でもあります。
旧日光市庁舎は明治後期から大正にかけて、外国人の観光客のために建てられた「大名ホテル」です。
ですが計画がとん挫し、ホテルとしての営業はされなかったそうです。(諸説ありのようです。)
その後、進駐軍による接収などもあったようですが、古河電工により日光町(当時)に寄贈されました。
そんな「幻のホテル」を日光市庁舎として活用していました。平成の大合併時に周辺市町村と合併した後は日光支所として利用していました。(現在日光支所は移転しています。)
日光市民の生活に密着した建造物といえそうです。
外壁は正面側はモルタル、側面・背面は板張りとなっています。
今では見かけなくなった木でできた窓枠も、色が場所により異なります。
上げ下げ窓も時代を感じさせますね。
戦禍も震災も乗り越えてきた建物です。
きちんと修復し、これから先もずっとこの姿を遺していきたいですね。